本項は華厳の滝の水量について述べているコンテンツであ〜る。
華厳の滝についての詳細は下記ページを要チェック💘
華厳滝は人工?実は水量コントロールをしている?
あまり知られていない裏情報的な話にはなるのだが、実は華厳滝の落水量は、1959年に中禅寺湖端に築かれた中禅寺ダム内のコンピュータによって水量制御されているというガッカリしちまぅ話。
これは豊富な貯水量を誇る中禅寺湖、そしてその湖水が落水する華厳滝を制御することで水災を予防し、また、当該、水圧を利用した電力供給(発電)も素敵に行なっていることにちなむ。
なお、発電は下流に設置された水力発電所(馬道発電所)にて行われる。
したがって現在の華厳滝は背後の岸壁が見える程度に、中段からの自然漏出である十二滝の水量を下回る状態で水量コントロールされてい‥申す。あひぃ
ちなみに夜間は落水量を極小にしており、これは電力供給のほか、地域住民が農業用水に使用する実情や、中禅寺湖の観光船の運航にも大きな影響を及ぼすため、湖水の貯水量を確保するための施策になる。
💧華厳滝の落水量
現在の華厳滝では通常、以下の落水量に調整される。
- 昼間:毎秒1~2.5トン
- 夜間:約0.5トン
華厳の滝の水量はどのくらい?
現在の華厳滝の昼間の落水量は、毎秒1.0〜2.5立方メートル(2500リットル/2.5m3=約2.5トン)。
夜間は0.5t/秒
‥‥と放水する水量を調節し、いつでも美しく滝が見えるように調整しているらしい。
【ピヨ🐣注意】
洪水調節中の時は落水量に変動があるとのこと。
華厳滝の水量を写真(画像)で比較!
【ピヨ🐣単位の説明】
1㎥/s=1トン
💧0.3m3/sの水量
💧0.5㎥/s の水量
💧0.7㎥/sの水量
💧1.0㎥/sの水量
💧1.3㎥/sの水量
💧1.5㎥/sの水量
💧2.0㎥/sの水量
💧2.5㎥/sの水量
💧3.0㎥/sの水量
💧4.0㎥/sの水量
💧10.0㎥/sの水量
💧20.0㎥/sの水量
💧30.0m3/s
💧40.0m3/s
💧70.0m3/s
💧94m3/s
台風・大雨の時には激増する
2018年10月、台風24号の影響による大雨で平常時の約55倍もの水量(毎秒 約55トン)を記録。
‥「55倍」という数字をイメージできるだろぅか?
漠然としたイメージになると思われるが、滝壺の展望台まで滝の水飛沫が霧雨のように降り注ぎ、ダイナミックな観瀑が楽しめるという話題で盛り上がった。(2015年9月以来、3年ぶりのことだったらしい)
ちなみに展望台脇の売店(土産物屋)では激増することを想定してか、レインコートが販売されてい‥申す。あひょ
価格も310円と安いので、旅行中の突然の雨を想定して買っておいても良い気もする。
華厳滝が水不足で落水がチョロチョロとしていた時期がある?
滝の水量は極端に少なくなることもある。
例えば、中禅寺ダムは国の史跡名称天然記念物 指定を受ける中禅寺湖の端に開設されたとあって、景観維持にも配慮しなければならない。
したがって、ダムの貯水を漏水させないための工事などは実施されず、自然湖沼のまま。
このため毎秒4.6m3/sもの非常に多量の漏水があり、流入量が少ない冬季になると貯水位の低下が顕著。(1秒間に約4.6トンものダム水が流出)
類例なき中禅寺湖水位低下事件
2023年の秋、少雨によって類例無きほどに中禅寺湖の水位低下があり、例年と比較して50cmほども低下したらしい。
この事態を重く見た中禅寺ダムでは、2024年1月より水門を下げて放水量をコントロールし、昼間の毎秒の放水量を平日は0.1トン、0.3トンに抑えているらしい。
そのため、この時期に訪れた観光客たちはSNSなどで「華厳滝がチョロチョロ」などというメッセージが飛び交い、世間を賑わす結果を生んだ。
なお、ポンプで吸い上げて放水しているという話は今のところ無い。
以下は気象協会が公開していたチョロチョロと落水する華厳滝の様子になる。
チョロチョロ時代
‥‥えっ?!どこの滝?‥と思ってしまう。これを華厳滝と聞いた瞬間、とても信じられないという挙動が生じる。
グぅぉ〜〜‥の時
グぅぉぉぉぉ〜〜‥‥‥
‥‥はぃ。次いこ。
華厳滝の水は何処から流れ落ている?(水源)
華厳滝の滝水の水源は「中禅寺湖」と言われているが、厳密には「中禅寺ダム」と呼ばれる中禅寺湖の端に位置するダムから流れてくる。
⬆️中禅寺湖から華厳滝へ流れ込む運河のような河川(大尻川 ※大谷川の起点とも)
滝水をそのまま湖から落水させるのではなく、ダムを通過させることによって水量をコントロールできる。(当該ダムからの放流水(大尻川)が東へ流下し華厳滝になってい申す)
中禅寺ダムは昭和35年4月にダムの管理を素敵に開始したが、洪水調節・流水の正常な機能の維持・発電を主な目的とし、平成11年10月にリニューアルした。
中禅寺ダムの概要
目的 | 洪水調節、流水の正常な機能の維持、発電 |
形式 | 重力式コンクリート |
堤体積/堤高/堤頂長 | 1,886立方メートル/6.4m/25.1m |
湛水面積 | 11.40㎢ |
総貯水容量 | 2,510万トン |
所在地 | 栃木県日光市中宮祠 |
大尻川は大谷川?
大尻川は華厳滝を境とし、日光二荒山神社の神橋(しんきょう)下を今日も素敵にせせらぐ、大谷川(だいやがわ)へと名称を変える。
一説に中禅寺湖口までを含めて大谷川と呼ぶ見解もあるらしい。
華厳滝の水温
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