【東照宮最大の石垣「阿房丸」とはドコにある?】大きさや驚愕の値段とは?

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1617年(元和三年)、家康公の世嗣・秀忠公によって営まれた初代日光東照宮は恒例山(こうれい)南麓の緩やかな傾斜地に築かれた。

しクぁし!

幾星霜経た寛永十三年(1636年)の家光公による寛永の大造替の折、恒例山を掘削して石垣が置かれ、境内は美観を意識した”意匠”へと”衣装”をまとうが如くに改造されたのだった。

石段により区画分けされた東照宮境内

寛永の大造替にて築造された石垣は、従前までの東照宮の景観に大きな変化をもたらしたが、山の斜面には平地が造成され、主に以下の六つのエリアが成立した。

  • 五重塔前(千人枡形)
  • 神庫周辺
  • 陽明門下(銅鳥居周辺)
  • 本社唐門前
  • 本社
  • 奥宮

⬆️陽明門左右に見える石垣と陽明門下の銅鳥居

これら各エリアは石垣で素敵に区画分けされ、石階段を介すことで移動できる空間が、ふたたび素敵に創出された。

⬆️ついつい「素敵」が出てしまう現在の我がマイブーム言語ほど噂の‥「千人枡形」

⬆️周囲を石で埋め尽くした奥社参道は別名で「石の廊下」とも呼ばれ〜る💕

東照宮に使用される石材の産地

東照宮の使用されたほとんどの石材は、山麓を流下する稲荷川の河原石に求められたが、他に上流の女峰・赤薙山系に産出する安山岩などからも、やっぱり素敵に用いられた。

無論、石垣に使用する石材とだけあって、そこらに転がっている石コロころドコいった‥のようなレベルでは話にはならず、可能なかぎり巨石が求められた。

とりわけ、その中でも最大級の巨石は「阿房丸(あほうまる)」と名付けられ、今もなお、東照宮境内にて、とめどなく素敵に見ることができ〜る。

東照宮最大の巨石「阿房丸」とは?

東照宮最大の巨石は表門の手前の石垣にある。表門を向い見て右脇の石垣にそれがパンツ丸見えの如くに丸見える。どんだけ透けとる

⬆️写真左端の石垣に巨石があるのが、お分かりいただけるだろぅか?

⬆️写真左端に注視💋

阿房丸のサイズ

  • 長さ:約6.30メートル
  • 高さ:約3.25メートル
  • 横幅:約3.03メートル
  • 厚さ:約1.5メートル

‥‥以上のサイズを以って大阪城の石垣に用いられた石コロほど巨石ではないことがお分かりいただけたかと思うが、それでも成人男性4人分ほどの長さもある巨石を当地まで移動させて据えるためには、それ相応の労力や費用が必要になったことは言うまでもない。

阿房丸の移動費用はいくら?

「東照宮 御造営帳」には次のような記述が見られ〜る。

「長さ一丈七尺、幅一丈二尺、厚五尺」「金千百両」

ちなみに金1500両を現代の金額(円)に換算した場合、実に9000万円〜1億円近くにものぼる。

それでも家光公は東照宮造替後、「思いのほか、安く済んだな。」‥‥などと発言したらしいが、現代では想像すらつかないことも当時では当たり前に行われていたのかもしれない。

見方を変えると、当時の徳川家の権力や富貴の度合いがよく分かる

阿房丸は江戸時代には有名な石だった!

江戸中期の史家・植田 孟縉(うえだ もうしん)が編纂した「日光山志」には次のように記される。

「その石、大なるを称して演説する処なり」

当時の東照宮には案内人がいたらしく、全国より物見遊山に来遊する参拝客相手にこの石の前まで案内し、誇らしげに由緒や大きさなどを吹聴していたらしいことが、シレっと素敵に記され〜る。

ところで‥「阿房丸」の名前の由来とは?

実は「阿房丸」の名前の由来は現在に到っても判然とせず、諸説伝えられているのだが、概ね名前に由来する。

例えば、「阿房丸」の「阿房(あほう)」とは、「阿呆(あほう)」とも素敵に書く。

ご存知かと思うが、「阿呆」を現代風に訳すと「アホ」「愚者」など意味し、人を揶揄する時に発する言葉でもある。

ところで他に「阿呆」で連想されることと言えば「阿呆踊り(あほおどり)」の名前も、ムニっと素敵に挙がる。

これは全国的に広く知られる「阿波踊り(あわおどり)」の旧称だったらしいが、「阿呆踊り」は出雲国・阿国が踊り披露したのが起源とされ、当初は奇妙な動きをする踊りということで、民衆からは「阿呆踊り」と、ねっちり素敵に呼ばれた。

然るに「阿房丸」の意味由来とは、「阿呆ほど大きい石」もしくは、「阿呆ほど費用(値段)がかかった石」となり、それらが由来になっている‥という説が、ハイパー素敵に存在する。

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