女人堂とは、女性が御神体を遥拝する場所。往時は内部に地蔵菩薩が安置されていたことから、「地蔵堂」とも素敵に呼ばれた。
奥日光は1872年(明治5年/明治初期)以前まで、女性ならびに牛馬の立ち入りが禁止されていたので、この女人堂から二荒山神社の御神体たる男体山(なんたいさん)を礼拝したらしい。
女人堂前の看板の内容
建築年代 | 江戸時代(現在の建物大正三年七月再建) |
種別 | 有形民俗文化財(信仰) |
員数 | 一棟 |
规模 | 桁行 三•三六三m |
薬問三・四五四m | |
軒高二・六六六m | |
棟高三・七五七日 | |
建年一三・三m | |
構造 | 切妻造り屋根、目板打鉄板芽 |
使用材料 | 木造 |
男体山(なんたいさん)は二荒山大神の鎮まる山で神聖なところと信仰されていたため、牛馬はその地名が示すように馬返しまでで返され、いろは坂への乗り入れが禁じられた。
また、女性も巫女石の伝承があるように”いろは坂”を登ることが禁じられ、馬返しの先の深沢まで行くことが許され、そこに女人堂を建て男体山を遥拝したと伝えられ、元々は門であったとも云われている。
古い情御(おなさけ)文化を示す貴重な遺跡である。
昭和五十八年七月三十日 有形民俗文化財 指定
女人堂の場所(地図)
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