日光東照宮に正しい参拝手順や参拝方法(参拝ルール)がある?!

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日光東照宮には特に定まった参拝方法はない

日光東照宮には正しい参拝コースや方法は特にありませんが、最後に徳川家康公が眠る奥宮を参拝するのが正しい参拝手順と言えます。

日光東照宮の参拝する時の注意点

日光東照宮の正しい参拝方法:「参拝手順(参拝コース)・参拝ルール」

日光東照宮は、お寺と神社が同じ敷地に混在しているので、お寺の拝礼と神社の拝礼作法とに配慮する必要が生じる。

具体的に例を挙げると、日光東照宮は二礼拍手一礼の作法に則って拝礼をする。

すなわち、90度の一礼(お辞儀)→胸の高さで拍手を二回打つ→ブツブツと呟きながら願い事を申し述べる→最後にふたたび90度のお辞儀をする。

これは日光東照宮のみならず、おおむね全国の神社でみられる参拝方法となる。

そして次はお寺だが、お寺は神社の時のように拍手は打たない。90度のお辞儀をしてから胸前で静かに手を合わせて、瞑想するかのように願い事や反省を言い述べる。

そして、最後にもう一度、一礼する‥‥。とまぁ、これは基本的な作法とはなるが、中にはお焼香をする寺院もある。

以上、神社とお寺との拝礼の作法の大きな違いを端的に述べるのならば、拍手を打つか、打たないかというところに絞られるのだろぅ。




日光東照宮の参道を歩く際は、なるべく端を歩く??

神道では浸透するほどに参道の真ん中は「神様が通る道」とし、原則、中央は歩かない。

東照宮の場合ですと、御祭神の家康公が通る道となるのだろぅ。

ただ、年末(大晦日)or三が日などの参拝客で雑踏極まる時に真ん中がどうとか言っていられる余裕はなく、特に中央道に配慮した場内交通規制なども実施しない。

あくまでも安全面を優先的に考慮し、端を歩く必要はないとされる。

えぇっ?!鳥居は必ずくぐらなくて良いの??

鳥居をくぐった先は神域(神様の領域)です。

自らが神仏へ礼拝に来たことを知らせる意味合いにて、鳥居の前で一礼してから、くぐるのが礼儀とされる。

逆に帰る時は鳥居を出る前に一礼してから鳥居を出る。

ただし、混雑していて歩くスペースの確保すら、ままならないのであれば、無理に鳥居を通らなくても良いとされる。

あくまでも安全面を優先的に考慮するの重要💘

初詣に来て怪我したのでは、幸先悪い。

やはり一年のはじまりは、活力に満ちたハレ(晴れ)の気分で迎えたい。

手水舎での正しい清め方の手順

鳥居をくぐりに抜けると手水舎があります。

手水舎は必ず立ち寄り、身を清めます。(具体的には手口を洗う)

とりわけ日光東照宮の手水舎は全国の社寺にある手水舎の中でも「最古の物」らしい。

そもそも手水舎にて手口を清める風習が広まったのは江戸時代からと云われるが、その手水舎が最初に設けられたのが江戸幕府 初代将軍たる家康公の霊廟であれば、すべてにおいて納得もいく。

なお、当該、東照宮の手水舎が今日、「手水舎」と呼ばれるカテゴリーの起源になるらしい。

利き腕の関係などがありますが通常は柄杓を右手で持って左手を洗います。

次に左手に柄杓を持ち替えて右手を洗います。

次にもう一度、柄杓を右手に持ち替えて左手で水を受けて口をすすぎます。
この時、水がキレイでないことが分かる場合は、口を清めるのを控えます。
水は飲まずに口をすすいだら、左手で口元を隠し左手にすすいだ水を吐き出し、そのまま手水舎の溝に落とします。

次に、堕落した口から飛び出した、怠惰な唾液が付いた左手を再度、洗い清めるために右手に持ち替えて洗います。

柄杓を立てて残った水を柄杓全体に行き渡るようにして、流して清めます。

柄杓を縦向きにして、伏せてもとの場所へ置きます。

日光東照宮へ参拝するときの服装

日光東照宮へ参拝するときの服装日光東照宮の境内は、「玉砂利の道」や「急な坂道」、「長い階段」などがあります。

また、道が整備されていない山道もたくさんあります。

したがって、女性の方は「ハイヒール」はオススメできません。

履き慣れたスニーカーなどを用意しておくのが賢明です。

また、肩の見える服(特に女性はオフショルダー、男性はタンクトップ)など露出の大きな服や、過度に派手な服装も控えるのが礼儀です。

周囲からみて違和感がないような格好、そしてご祭神に対して失礼のない格好で参拝するのが最低限のマナーであると言えます。

以下に、日光東照宮を参拝する際の服装の注意点をまとめましたので、参考にしてください。

【ピヨ🐣注意点】

🐣長距離の歩行、砂利道・坂道・階段の歩行のため、歩きやすい服・靴を選ぶ(ハイヒールやサンダルは避ける)

🐣拝殿・本殿へ入場する際は靴を脱ぐので、着脱に手間がかからない靴がおすすめ

🐣長い階段があるので、ミニスカートは避ける

🐣現地は平地よりも寒いものの歩くと汗をかくので、秋・冬・春は脱ぎ着できる温かい服装を用意する

🐣祭神へ礼を尽くすため、過度に派手な服装・露出が大きく奇抜な服装は控える




日光東照宮の参拝ルート(参拝コース)

1:表参道

2:石鳥居

高さ9mの鳥居は江戸時代に建てられたものなかでは日本最大のものと言われています。
福岡藩の黒田長政公によって奉納されたもので石材は領内から切り出した御影石を九州から船で小山まで運ばれ、そのあと陸路で運ばれました。
鳥居に掲げられている「東照大権現」は畳一枚分の大きさもあるとか。

3:五重塔

慶安3年若狭小浜藩主酒井忠勝によって奉納されたもの。
文化12年、火災のため焼失してしまったが、文政元年同藩主酒井忠進によって再建された。高さ36mあり、十二支の豪華絢爛な彫刻を見ることができる。

4:表門

東照宮の中で最初の門。
左側に口を閉じた「仁王像阿形」右側に口を開けた「仁王像吽形」の二体の仁王像が安置されているため、仁王門とも言われている。

5:三神庫

表門を入るとすぐ三つの建物がある。門に近い方から下神庫・中神庫・上神庫と呼び、総して三神庫と呼んでいる。神様のお道具を閉まって置く場所で、春季・秋季例大祭に使われる道具や装束を収納している。

6:神厩舎(三猿)

ご神馬をつなぐ馬屋。
昔から猿が馬を守るとう言い伝えから厩舎の壁には猿の一生をモチーフにした彫刻がある。
有名なのが「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿の彫刻。

7:御水舎

神様に参拝する前に手を洗い、口をすすぎ、心身を清める場所。
水盤は元和4年九州佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されたもの。
今ではどこの神社でもあるお手洗いがあるが、この御水舎が元になっていると言われている。

8:陽明門

日本を代表する最も美しい門。
豪華絢爛な門はいつまで見ていても飽きないことから「日暮の門」とも呼ばれる。
500を超える彫刻が施されている。

9:廻廊

陽明門の袖堀の左右に伸びる建物。
一枚板の透かし彫りは日本最大の花鳥の彫刻が極彩色豊かに施されている。

10:唐門

全体が胡粉(こぶん・貝殻で作られた顔料)で白く塗られている。
間口3m奥行き2mの小さな門。
「許由と巣父」や「舜帝朝見の儀」の細かな彫刻が施されている。

11:御本舎

東西透堀で囲まれていて本殿・石の間・拝殿からなる。
拝殿左右には「将軍着座の間」「法親王着座の間」がある。
日光東照宮の中で最も豪華絢爛な場所である。

12:神興舎

春季・秋季大例祭で使わる三基の神輿が収納されている。

14:祈祷殿

結婚式や初宮など祈祷してもらう場所。

15:眠り猫

家康が眠るとされる奥宮に続く坂下門にある。
左甚五郎作と言われている。
牡丹の花の下で眠っている猫の彫刻。
裏側には雀の彫刻がある。

15:奥宮

徳川家康公が眠るとされる場所。拝殿・鋳抜門・御宝塔からなる。

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↑のコースを、分かりやすくすると以下のような参拝コースになります。

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