2016年1月現在で、この日光東照宮での巫女さんの求人情報(正社員、アルバイト、パート)に関する有益な情報は得られませんでした。
しかし、お正月、七五三などの繁忙期については、日光東照宮も高校生から大学生を対象に短期のアルバイト・パートを募集しているようです。
この「日光東照宮」知名度から、毎年多数の応募があり、早期に募集も締め切られているのだと思われます。
巫女さんの仕事内容(日光東照宮 含む)
日光東照宮の「巫女」さんの具体的な仕事の内容としては、以下の通りです。
- 参拝客に対して、お札・お守り・絵馬・神社のグッズなどの販売(授与)を行う。
- 境内の清掃
- 神社内の電話対応、販売所の会計事務
- 祈祷用の御札のお運び、神職のお手伝い、祈祷用の御札の作成。
- 参拝客との接遇
巫女さんの「とある1日」(日光東照宮 含む)
以下にとある神社の「巫女さん」の一日のスケジュールがありましたので、参考までに。
巫女の衣装(白い上衣・緋袴(ひばかま))を、順序よく、手際よく着替えます。
その後、1日の初めに境内を清めるため清掃を開始します。(境内全体の清掃:庭・廊下など)
秋は落ち葉がたくさん落ちていて、境内の清掃だけで1日の大半が過ぎることもあるようです。
さらに冬は「雪かき」もあります。
ちなみに、社殿の中の清掃(神棚など)は神職の方が行うようです。
神職の方が本殿から打つ太鼓が鳴ります。
この太鼓の合図で朝拝(朝礼)が開始されます。この朝拝(朝礼)は、御祭神に1日の始まりのお祈りを捧げ、身を清めるための、「お祓い(修祓/しゅばつ)」を受けますので、必ず参加しなければなりまん。
お守りの販売店(授与所)の開店準備を行います。窓口の掃除や、販売している商品(お守りや御札)のホコリを叩き、整え、身奇麗にします。
開店後は、店員にチェンジして、お守りの授与を中心に行います。他にも参拝客の案内や、御札の数が少なくなってきたら、御札の作成もします。
この時間になると、参拝客も減ってきますので、閉店準備を行います。
- お店(授与所)の整理整頓
- 境内の門の閉門
- 再び、境内を清めるために清掃
などを行います。
1日の無事を御祭神に感謝しながら、境内全体のくまなく清掃します。
すべて終われば、これでようやく1日のお勤めが終わります。
おそらく、日光東照宮についても、上記のようなスケジュールになってくると思われます。
神さまに仕えるお仕事(神職・巫女さん)の大変なところ
神様に奉仕する巫女さんや神職さんのお仕事は、時間が決められていますので、繁忙期(年末年始や秋の紅葉シーズン)以外は、残業は無いようです。
しかし、サラリーマンや公務員とは違いますので、年間休日が極めて少ないです。(75日前後。神社によります。)
他にも、神道などの知識など覚えることも多く、上下関係にも厳しいそうです。
私たちは、華やかな巫女さんの姿ばかりを見知っていますが、裏側では想像以上の苦労や努力があるのかもしれません。
日光東照宮の正社員の巫女さんとアルバイト(パート)の巫女さんの違い
観光ツアー会社である「東武トップツアーズ」のホームページを見ると、「日光東照宮将軍着座の間での特別祈祷と特選昼食付ツアー」というものがあります。
これは巫女さん(または神主さん)が、普段は入れない「将軍着座の間」での特別祈祷と、日光東照宮の境内を案内するという「観光案内ガイド」を兼ねたツアーです。
案内の仕事をするにあたっては、神社内のことをそれなりに熟知しなくては出来ないと思いますので、これはおそらく正社員もしくはベテランの巫女さんが行っているようです。
ちなみにこのツアーは大変人気があり、申し込みも多いようです。
近年は外国人の訪客も多く、もし英語を喋れる人でしたら境内を案内するに際に、武器になるのではないでしょうか。
茶髪の巫女さん?
通常「巫女さん」は、黒髪、薄化粧、清爽な雰囲気のはずですが、この「日光東照宮」へ観光で訪れた人の口コミ・評判や感想などでは、以下のような情報も寄せられているようです。
- 「茶髪の巫女さんを発見!」
- 「茶髪の巫女さんがいた・・。」
しかしこれは、近年の外国の日本ブームの一環からの外国人のアルバイト巫女さんを指しているという見方もできます。
真相の程は分かりませんが、ひょっとすれば意外に服装・身だしなみなどは、他の神社と比べると、やや緩やかなのかもしれませんね。