太郎杉【とちぎ名木100選】
- 樹齢:約550年
- 樹高:約43m
- 目通り周囲:5.75m
「太郎杉」の名前の由来
神橋近くの老杉群の中で、この木がもっとも大きく猛々しい豪壮感があったことから「太郎杉」と命名されています。
「太郎杉」と付された理由は、古来、「長男」を例として一番大きいものには「太郎」と名付ける傾向があるからです。
例えば、鐘楼(梵鐘)なども地域でもっともよい音色を響かせ、大きければ「太郎」が付されます。代表例で言えば
東大寺梵鐘が「奈良太郎」と名付けられています。
太郎杉は伐採される予定だった?!「太郎杉事件」
この太郎杉の目の前には日光における幹線道路というべき「ロマンチック街道(国道120合線)」が通っています。
昭和30年頃、まだ120号線になる前の本道が「日光沼田線」として二級国道に指定されると道路幅が拡大されることになり、その際、この太郎杉の伐採が検討されます。
しかし、裁判の末、伐採しないという結論に至り、現在に至りますが、この一連の騒動を地元では「太郎杉事件」呼んでい‥‥‥申す。ゲハっ
現在の太郎杉の前にはアスファルトの道路がとおり、排ガスにまみれた姿を見ていると少し痛々しく思えてきます。
そこで、550余年も当地を護り続けた功を加味して、例えば太郎杉の前にある神橋交差点を廃し、現在の交差点に架かる橋を歩行者専用に変える。
道路は、現在の橋の手前で迂回させて、別の適所に橋を架橋させて、日光山内までの道路を敷設する。‥‥‥などの方策を講じるなど、もう少し良い方向に改善できればと思いまするがね。
太郎杉の場所(地図)
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