【湧き水は酒造りで使用される】日光二荒山神社「二荒霊泉」

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日光二荒山神社・二荒霊泉

日光二荒山神社 二荒霊泉の読み方

「二荒霊泉」は「ふたられいせん」と読みます。

「二荒霊泉」とは?

二荒山神社の本殿裏にある恒霊山の洞窟の湧水で、「二荒霊水(ふたられいすい)」と名付けられています。

「霊泉」とは「れいせん」と読み、意味は「霊験(れいげん=神仏の強い力が宿り効果が現れ易い)」がある泉のことであり、神様の御神徳がお宿りした泉でもあります。

従って、飲用したり、直接「肌」や「傷口」に浸すことで「即効性に近い効果がある」とされています。

「二荒霊泉」と呼称される理由とは、二荒山神社の「二荒」に由来していますが、他にも以下のような「2つの泉」にも由来しています。

  • 眼病に効くという「薬師霊泉(やくしれいすい)
  • 良い酒ができるという「酒の泉(さけのいずみ)

「薬師霊泉」の水源

「薬師霊泉」は、二荒山神社の本社(本殿)の真後ろの山の中の洞窟から湧き出ている水です。

つまり、この湧水を神苑に引き込んでいるとことになりまする。

「薬師霊泉」の名前の由来

確かな由緒は定かではありませんが、古来から上記の洞窟の湧き出ている水を飲むと目の病気が治ると言う言い伝えがあるようです。

「薬師」とは「薬師如来」や「薬師信仰を篤く崇敬していた家康公(東照権現)のこと」を指すとも云われています。

「酒の泉」の水源

「酒の泉」も同じく山中(恒霊山)の「白糸の滝」の付近に位置する「別宮・滝尾神社」の「天狗沢」と言う場所から湧き出ている水で、同様にこれを神苑に引き込んでいると言うことになります。

その他にも、古くから「若返りの水」や「知恵がつく水」としても親しまれており「美容と健康・学力向上の霊泉」とも云われております。

「酒の泉」の名前の由来

その昔、弘法大師・空海が滝尾神社の付近を流れるこの「酒の泉」を汲み取り、日光山の神々に供進(お供え)し、その後、供進した水で酒を作ると、信じられないほど美味であったことから「酒の泉」と呼ばれるようになったとのことです。




二荒霊泉は本当に飲めるのか?

二荒霊泉の水が本当に飲めるのか?についてですが、国や市から飲料水として許可を得ているようです。

【参考】二荒霊泉の水質・温度・硬度など
  • 水質:無色透明
  • 温度:12度
  • 菌類:0(なし)
  • 硬度:26.68mg(軟水)

日光二荒山神社 二荒霊泉のご利益(効果)

霊泉は2つの水源とご紹介しましたが、実際、霊泉には⬆️の写真(画像)で見て分かるような3つのご利益が記された木札が立てられています。

  1. 智恵の水
  2. 若水
  3. 酒の泉

  • 若返り
  • 美容度UPお肌ツルツルぅ~
  • 健康長寿
  • 学識の向上
  • 眼病平癒

これらのご利益は上記の2つの水源の水が、この神苑の二荒霊泉で合わさり、さらに増した霊験があることに他なりません。

尚、神苑に入るのには200円の入場料が必要ですが、湧水は身体が許すかぎりクソほど飲めます。

ドテッ腹がパンクするほど流し込みたい強欲者は是非!パンクさせましょう!!

えぇっ?!二荒霊泉の霊水は持ち帰ることができた??

実はこの霊泉の水は自宅に持ち帰ることができて・・値段はなんと!「無料」で持ち帰ることができます。

「霊水を入れる入れ物」を持ってきてない方は、霊泉の横に「あづまや」と言うお店があり、ここでペットボトルを販売しています。

  • あずまやのペットボトルの値段:1本300円

※以下、二荒山神社の公式サイトから引用

お水取りの時間に関する対応について

お水取りは、神苑開門時間内と致します。

4月~10月→午前8時~午後4時半
11月~3月→午前9時~午後3時半

上記時間外は、警備の都合上、受け付けできません。
代わりに霊泉と同じ水が出ている『手水舎』をご案内致します。

二荒霊泉の霊水の「こんな楽しみ方」

上記でご紹介した「あずまや」ですが、このお店、実は「お茶屋さん」であり、つまりは二荒霊泉の霊水を使用した「お茶」や「コーヒー」も販売していて店先でいただくことができます。

⬆️お茶処「あづまや」の外観

あずまやのメニュー一覧
  • 抹茶:400円
  • コーヒー:400円
  • ノンアルコールの甘酒:300円
  • こんぶ茶:200円
  • オレンジジュース:200円
  • りんごジュース:200円
  • 烏龍茶:200円
  • ノンアルコールの冷甘酒:300円
  • アイスコーヒー:400円
  • 日光ところてん:300円
  • 生クリーム大福:300円
  • 冬限定のホットココア:400円

酒の泉の霊水を使用して醸造されたお酒がある??

実は、この「酒の泉」の水そのものも「お酒の味がする水」と言われており、この水を使用すると「銘酒(名酒)」ができるということで、古くから地元の醸造家や関係者からの信仰を集めています。

本当に酒の味がするかどうかの真偽のほどは是非!実際に二荒霊泉に訪れて手に取って確認してみてください。

なお、「酒の泉の水」を使用して実際に酒を作る醸造元は「酒泉講(しゅせんこう)」と呼ばれる県内外の醸造元40数社が寄り集まった組織です。

二荒山神社での祭事にも参加されています。

10月下旬になると、いよいよ酒を仕込む季節の到来を迎えますので「祈醸祭(きじょうさい」と言う祭典が催されます。

祈醸祭では、二荒山神社の拝殿で醸造元の繁栄を願う祈祷が行われた後、「日本酒」や「味噌」、「醤油」の醸造業者に湧水が分配されます。

また5月中旬には「酒の泉」の水を種水として造った酒のできに感謝する「報醸祭(ほうじょうさい)」があります。

この時、上述した醸造元や業者さんたちによって酒が奉納されます。

話は少し反れますが二荒山神社へ訪れた時、境内で「酒樽」を見かけなかったでしょうか?

あの境内の酒樽はなんと!実際にこの二荒霊泉の霊水を使用して作られたお酒です。




二荒霊泉の「その他の見どころ」

二荒霊泉には、その他にも見どころがあり、霊泉の入口にはお金を利用して運気を上げることができる「日光銭洗所」と言う看板が立った覆屋(おおいや)があります。

この覆屋の中には水が湧いており、この水でお金を洗うと幸運を授かることができると云われています。

霊水は古来、浄化・再生・幸運をもたらすと伝えられており、この二荒霊水でお金を洗うと福徳得られるとされます。

方法は簡単で自らの財布から小銭(できれば五円玉)を取り出して、この水で洗います。ゴシゴシゴシゴシ…あ痛っ!

こホんっ!

そうして洗った小銭は「福銭」として、袋に入れて持ち帰りお守りとして肌身の近い所で持ち歩くと良いようです。

近くに持ち歩くことで「幸運」の他、「金運上昇」と言ったご利益(効果)も期待できそうです。

袋を忘れた方は、境内でお守り袋のみの販売もしています。(お守り袋の値段:300円)

ちなみにこの日光銭洗所、日光山内で唯一の銭洗い所となります。

日光二荒山神社・二荒霊泉の場所(地図)

日光二荒山神社・二荒霊泉は、本殿を向かって見て左脇の「神苑」の最奥に位置します。

終わりに・・

ちなみに、この二荒霊泉は日光山内のパワースポットの1つ言われています。日光山へ訪れた際は是非!霊験あらたかなパワーを授かってください。

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