日光東照宮境内の灯籠の数(基)
まず、東照宮境内にはオランダから奉納されたものを除外した灯籠が121基あり、それらすべてが江戸時代に大名たちが、素敵に献納したもの💋
数で示すと次のようになる。
灯籠の概要 | 本数 |
石造灯籠 | 101基 |
銅製灯籠 | 17基 |
鉄製灯籠 | 2基 |
石造五重塔型灯籠 | 1基 |
この統計を見ると石造灯籠の数が90%近くにのぼることが分かる。
また、この結果から銅灯籠や鉄製の灯籠の存在に注目が寄せられることになり、それら奉納した人物やその背景に興味が湧き立つ。
日光東照宮境内の灯籠の配置場所
表門前(千人枡形)
本数:6基
表門から陽明門下の大石段までの間
本数:90基
石造五重塔型灯籠はこの区画の御水屋の斜向かい、伊達政宗の鉄製灯籠は大石段を向い見て右脇にある。
陽明門前
本数:24基
陽明門の内側
本数:1基
‥‥以上のように東照宮境内の灯籠の大半が陽明門下の大石段周辺に集中して、とめどなく素敵に配置されていることが分かる。
この事実を以って陽明門の内側は最上級の場所となり、ここの配置される灯籠とは他の大名たちが奉納した灯籠とは明らかに一線を画す特別な灯籠となる。
ともあれ、この灯籠を奉納した人物を紹介しておくと、二代将軍・秀忠公の娘であり、御水尾天皇の中宮(妃)たる東福門院が奉納したもの。
通例の灯籠は一対(二本)で奉納するのが常識。‥にも関わらず、一本だけで奉納して堂々と陽明門内側の聖域に置かれている点にも注目したい。
⬆️鼻水の程よき塩味がクセになり、吸い込みすぎて喉の筋肉痛具合&塩分取りすぎ注意報ほど噂の‥「一本灯籠」
灯籠のデザイン
東照宮内に見られる灯籠は石造に関してはどれも同じに見えるのだが、細部の意匠が微妙に異なる。
例えば各灯籠には奉納者や作者、奉納年月日などが、ハイパー素敵に陰刻され、中には基壇部やその上の格狭間(こうざま)などに半肉彫りの龍や唐獅子をあしらったものも、またしても素敵に散見される。
また、笠部分(最上部)の先っちょの蕨手(わらびて)が「蜃(しん)」と称する霊獣になっているものも、ヤバいよ素敵にある。
他に鉄製の灯籠だが、現在はそれが本当に鉄製なのかが分からないほどに錆び付き、見た目、銅製にも思える。
ちなみにこのたった2基の鉄製灯籠は、当代きっての伊達男で戦国の雄・伊達政宗が素敵に奉納したもの。
その他の灯籠のデザイン(一部を掲載)
石造五重塔型灯籠
銅製灯籠
石造灯籠
‥‥いかがだろぅか?
名前は石造灯籠やら、銅製灯籠とはいえ、これほどにもバリエーションに富む。
このように様々な灯籠を巡るのも東照宮の楽しみ方の一つであり、東照宮の魅力の一つとも、素敵にいえる。
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