日光東照宮では一年を通して、様々なイベント行事が行われています。
以下では、日光東照宮で毎年執り行われている年間イベント行事を解説を付けてご紹介致します。
日光東照宮の年間イベント行事【前半】
1月1日・「歳旦祭」
歳旦祭といっしょに新年の特別祈祷が行われます。
元旦は零時に開門され、3時ごろまで陽明門のライトアップがされます。
2月3日・「節分祭」
五重塔前で豆まきが行われます。
豆まきが始まる前に金棒を持った赤鬼が登場し暴れるのですが、巫女さんの舞によって暴れた赤鬼が封じられます。
そのあと、神主さんによる豆まきがあります。
2月11日・「紀元祭」
神武天皇即位の日に国家の安泰と御皇室の繁栄を祈願するお祭りです。
2月11日は現在の建国記念日にあたります。執り行う場所は御本社。
2月17日・「祈年祭」
今年の豊作を祈願するお祭りです。
祈年の「年」とは穀物の意味です。
当日は朝10時から行われますが一般の方の参加はできません。
3月・「献穀講大祭(けんこくこうたいさい)」
献穀農家の五穀豊穣を祈る伝統行事です。
実は、東照宮には江戸時代から神事祭礼で使用するお米を日光神領内の農家からの献納で賄っています。
この慣習は現在でも続き、年間約70俵献納されています。
5月3日・「栗石返(くりいしがえし)」
春季例大祭の前に境内に敷かれた栗石をひとつひとつ返しながら清掃する儀式です。
毎年5月3日に日光市民によって行われる。
5月17日・18日・「日光東照宮春季例大祭」
日光東照宮でもっとも盛大な行事です。17日は「神事流鏑馬」が奉納されます。
翌、18日には徳川家康公が日光に改葬された際の行列を再現した「百物揃千人武者行列」が行われます。
6月・「神田御田植祭」
神田で「しめ縄」を作るための稲の田植えを行うイベント行事です。
6月30日・「大祓式(おおはらいしき)」
御本社唐門前にて日常において、人々についた罪や穢れを人形に移して取り除きます。
一年に2回あり、「6月」と「12月」に執り行われています。
日光東照宮の年間イベント行事【後半】
10月16日、17日・「秋季例大祭」
16日は「神事流鏑馬」小笠原流一門による流鏑馬奉納が執り行われます。
- 小笠原流一門とは?
小笠原流一門とは「小笠原長清」と言う人物を祖先とした「弓馬術」という馬を走らせながら、目的の的に弓を射る競技のことを言います。
そして「小笠原流・弓馬術」とは、弓馬術を中心とした「武人の心得」や「清い心の保ち方」・「礼儀作法」(=礼法)などを取り入れた独特の弓馬術のことをいいます。
のちにこれが流派となり、「弓馬術」と「礼法」と合わせて「小笠原流・弓馬術礼法」として、後世に伝承されて行くことになります。
- 小笠原長清とは?
「小笠原長清(おがさわら ながきよ)」は、鎌倉時代の武将です。
源氏の総大将・征夷大将軍「源 頼朝 卿」に弓馬を指導した程の腕前であったといいます。
以後、源 頼朝から続く、源氏一門の当主の弓馬礼法の指南役として、小笠原家の弓馬術礼法は末代まで脈々と受け継がれて行くととなります。
10月17日・「神興渡御祭(百物揃千人武者行列)」
神様がお移りになった御神輿を御旅所へお渡し、そこでお祭りを行う行事です。
御神輿には「鎧武者」、「弓持」、「鎗餅」、「猿牽」、「鷹匠」などに扮した日光市民800人余りが行列を組んで供奉します。
11月26日・「新嘗祭(にいなめさい)」
その年の「新穀」(秋の収穫時期にとれた穀物や新米のことを言います)を神に供え、豊作を感謝する行事です。
12月20日・「大煤払祭(おおすみばらい)」
陽明門で狩衣と烏帽子姿の神職の方と巫女さんが、長さ4メートルの「ササぼうき」と「はたき」で作業を開始します。
作業とは、500体以上の彫刻の「すす」を丁寧に払う作業のことを言います。
きらびやかな彫刻を取り戻し新年を迎える準備をします。
12月31日・「除夜祭」
一年間の無事と安寧(恒久平和)を、祭神のご加護に感謝する儀式です。
日付をまたぐ午前零時からは「陽明門がライトアップ」されます。
以上、日光東照宮で行われる年間の有名なイベント行事をご紹介してみました。
しかし、ここで挙げたイベント行事は一例です。
日光東照宮以外の場所で行われている日光近隣のイベント行事も合わせると、相当数のイベント行事となります。
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