日光東照宮・経蔵(輪蔵)」【重要文化財】

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日光東照宮・経蔵(輪蔵)」【重要文化財】

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創建年

  • 1636年(寛永13年/江戸時代前期)
建築様式(造り)

  • 方形造
  • 一重もこし付
大きさ

  • 正面入口一間:約2m
  • 桁行三間(奥行:約6m)
  • 梁間三間(横幅:約6m)
屋根の造り

  • 銅瓦葺
重要文化財登録指定年月日

  • 1908年(明治41年)8月1日

日光東照宮・経蔵(輪蔵)の読み方

日光東照宮の境内には難しい漢字の表記の社殿がありますが、経蔵は「きょうぞう」と読み、「輪蔵」とは「りんぞう」と読みます。
また、別称で「笑い堂」とも呼称されております。

日光東照宮・経蔵(輪蔵)の役割


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経蔵とは、経典を収納しておくための蔵のことであり、別称で「輪蔵」とも呼称されます。

輪蔵とは早い話が「回転式の本棚」のことです。

「輪蔵」と呼称される理由として、日光東照宮の経蔵の内部には、8角形をした回転式の本棚、いわゆる輪蔵が設置されていたことに由来します。

かつてはこの本棚に「一切経(大蔵経)」と呼称される「1456部・6325巻」から成る仏教聖典が収納されていたと云われております。

ここまでで疑問に感じた方もおられると思いますが、経蔵と言う建造物は本来は寺院の境内にあるべき建造物です。

このように日光東照宮は江戸時代までの神仏習合の名残で、この経蔵や本地堂(薬師堂)、五重塔のように寺院特有の建造物が現存しています。

これもまた日光東照宮の大きな魅力の1つであり、特徴の1つと言えます。

ちなみに、この「輪蔵」とは中国から伝来した書架(本棚)です。

中国の西暦430年頃から500年の間(南北朝時代あたり)に「傳大士 (ふだいし)」と呼称される学者によって発明されたと云われております。

このような本棚を考案して仏教建築に取り入れた「中国の学者・傳大士」の功績に敬意を評し、日光東照宮の経蔵の内部には「傳大士の親子の像」が安置されています。

この親子の像の子供の方が無邪気な笑顔を浮かべていることから、別称で「笑い堂」とも呼称されています。

尚、傳大士の像を安置している経蔵は、ここ日光東照宮だけではなく日本の他の寺院でも見ることができます。

ご興味のある方は是非、経蔵を見つけたら目を凝らしてみてください。

日光東照宮・経蔵の「こんなご利益」

実はこの経蔵にはちょっとしたご利益があり、なんでも経蔵内の輪蔵を回転させることで、なんと!収納している全ての経典を読経したことになり、同じだけの功徳(ご利益)を授かることができると云われています。

日光東照宮・経蔵(輪蔵)の建築様式(造り)

裳階(もこし)

日光東照宮の経蔵は、赤色の壁に黒色の屋根、金色の高欄、極彩色の組物という、絢爛華麗な建造物です。

堂舎は正方形の形をしており、屋根は4つの正三角形の形状の「宝形造」です。

屋根の下にもう一重、屋根があることから2階建ての建造物と見間違えそうになりますが、これは「裳階(もこし)」と言って、正しくは「庇(ひさし)」になります。

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荘厳華麗に見せる理由として、寺院は信仰や学問の場所であるのと同時に、権力や権威の象徴と言った側面も持ち併せており、寺院の寺格を周囲に認知させる上では非常に重要なことでした。

花頭窓(火灯窓/かとうまど)

その他の特徴として、経蔵を正面から見たときに目に入ってくるのが金色で幅広い縁取りの存在感ある窓の形状です。

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「花頭窓」や「火灯窓」の名前の由来とは、「花の形状」や「火の灯の形状」に類似していると言ったことになります。

戦国時代後期から安土桃山時代にかけて「茶道」が流行すると、花頭窓は書院造の建造物に広く用いられました。

その後、序々に一般にも浸透して行き、一般の邸宅や城の窓にも取り入れられるようになります。

日光東照宮・経蔵(輪蔵)の場所

日光東照宮・経蔵は陽明門の前、手水舎の付近に位置します。

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