日光東照宮が世界遺産に登録された本当の理由

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日光東照宮が世界遺産に登録された本当の理由

日光東照宮が世界遺産に登録された理由

日光東照宮は、栃木県日光市にある徳川家康公が祀られている神社です。

全国の東照宮の総本宮であり、「東照宮」が正式名称なのですが、他の東照宮と区別するために「日光東照宮」と言われているそうです。

そして1999年(平成11年)に世界遺産に登録されています。

日本の中で世界遺産登録は、10番目にあたります。

登録では「日光の社寺」という名称で登録されています。

日光東照宮の世界遺産登録名

  • 「日光の社寺」
日光東照宮の世界遺産の登録範囲

  • 日光東照宮
  • 日光二荒山神社(別宮・本宮を含む)
  • 日光山輪王寺(大猷院霊廟も含む)
日光東照宮の世界遺産の登録数と登録対象物

  • 国宝9棟
  • 重要文化財94棟
  • 合計:103棟
  • および「日光山の景観」

はたして、日光東照宮が世界遺産に登録された理由はなんだったのでしょうか?

ただ、何もしないで待っているだけで、勝手に世界遺産に登録されると言うものではありません。

栃木県や日光市をはじめ、日本の国が一丸となって世界遺産へ登録申請を行います。

世界遺産への登録基準

世界遺産登録に際して、1から4までの基準があります。

その登録基準の中で、東照宮においては、以下の3点の基準が満たされました。

  1. 人間の創造的才能を表現する傑作
  2. 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
  3. 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましい)

世界遺産の審査基準は、とても厳しい

上で、ご紹介した以外にも、世界遺産に登録されるためには、建物だけではなく、その建物を取り巻く自然の状態や、自然との調和の具合、その自然環境が与える建物への影響(保存状態)なども関わってきます。

日光東照宮が世界遺産に登録されたのは、単に豪華春蘭な建造物がノミネートされただけではないと言うことになります。

世界遺産の対象物

世界遺産に登録されるための条件として「対象物」が限定されます。

その対象物とは、基本的に動かすことができない物、つまり「不動産」となり土地を媒介とした森林や自生する生物、それらを総じた景観が対象となります。

つまり、建物の中に安置されている仏像や経典、神宝といった物は世界遺産登録から除外される品々になります。

ただし、東大寺や鎌倉の大仏ような巨大な仏像は簡単に動かすことができないので、これには含まれません。

世界遺産登録されるまでの期間


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世界遺産に登録されるまでには、長い期間がかかる場合があります。

日光東照宮は比較的、早期に登録がされていますが、和歌山県の「熊野古道(くまのこどう)」は、世界遺産登録されるまでに実に4年もの歳月がかかっています。

まず、世界遺産登録の根本の条件として、国の「文化財」や「史跡指定」といった専門家や国家機関の登録を受ける必要があります。

日光東照宮の場合は、栃木県や日光市をはじめとして、その道の専門家などが協議の上、1998年(平成10年)に国の史跡登録され、この時点から世界遺産登録活動が開始されています。

その後、1999年(平成11年)にモロッコで開催された「ユネスコ世界遺産委員会」で「文化遺産」として登録がなされています。

3つの主要な世界遺産の種類

実は、一般的にはあまり知られていませんが世界遺産には種類があります。

  • 「文化遺産」
  • 「自然遺産」
  • 「複合遺産」

これらの3つは世間一般的な世界遺産と呼ばれる構成を担う、主要な種類になります。

しかし、他にも表だって公表はされていませんが「裏世界遺産」や「負の世界遺産」と言った種類があります。

「裏世界遺産」とは、世界遺産登録から漏れた遺産のリストのことです。

「負の世界遺産」とは、戦争などを例に、心いたたまれる嘆かわしい出来事によって生まれた遺産のことです。

日本では広島の「原爆ドーム」がこれに該当します。

世界遺産の登録の順番

地元の県や市の提議

国指定文化財へ登録

省庁(国家機関)が判断

・文化庁担当⇒「文化遺産」
・環境省・林野庁担当⇒「自然遺産」

世界遺産条約関係省庁連絡会議
(文部科学省、国土交通省が主催)

世界遺産登録暫定リストを作成

外務省(ユネスコへ暫定リストを提出)

ユネスコ世界遺産センター
(国際記念物遺跡会議 (ICOMOS)へ調査と評価を依頼)

国際記念物遺跡会議(ICOMOS)=ユネスコの支援を受けた非営利・非政府組織
(実際に現地へ調査に赴く。評価を決める)
※自然遺産に関しては国際自然保護連合 (IUCN) が現地調査と評価を行う
国際自然保護連合 (IUCN) =世界160カ国の科学者・専門家によって構成される非営利・非政府組織

世界遺産委員会
(最終的な選考が行われる)

正式登録

【豆知識その1】実は日光東照宮は、どこにでもある質素な神社だった?!

日光東照宮は、家康公の発願によって2代目将軍・秀忠によって造営されています。

秀忠によって創建された頃のものは、じつに質素な神社だったと言います。

しかしその後、1634年(寛永11年)に東照宮の現存する建物のほとんどは、徳川家康を敬愛する3代将軍・「徳川家光公」が「寛永の大造替」で建て替えたものだと言います。

【豆知識その2】日光東照宮の工期(建造期間)は1年5か月

工期はたったの1年5か月の期間で、延べ400万以上の人が携わったと言われています。

総工費は金56万8千両、銀100貫匁 、米1000石で今の400億に相当するそうです。

建物には、漆や極彩色豊かな彫刻がいろいろな所にほどこされていて、すべて数えると5173個あるとか。

とても華麗で豪華絢爛な造りになっています。

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