日光山 輪王寺・三仏堂の「見どころ(見所)・星祈願・歴史・由来・天空回廊」について

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日光山 輪王寺・三仏堂の「見どころ(見所)・星祈願・歴史・由来・天空回廊」について

日光山・輪王寺「三仏堂」【重要文化財】

日光山 輪王寺(日光東照宮)・三仏堂の「星祈願・歴史・由来・天空回廊」について

創建年

  • 不明
再建年

  • 1645年(正保2年)
  • 1954年(昭和29年)から1936年(昭和36年)
建築様式(造り)

  • 入母屋造
  • 一重もこし付
屋根の造り

  • 銅瓦葺
大きさ

  • 桁行(横幅):34m
  • 梁間(縦幅):22m
  • 高さ:26m
材質

  • ケヤキ
重要文化財指定年月日

  • 1917年(大正6年)4月5日
発願者

  • 徳川家光(江戸幕府3代目将軍)

日光山 輪王寺「三仏堂」の読み方

日光山 輪王寺の境内には、難しい漢字の羅列で読みにくい名前の仏像やお堂がありますが「三仏堂」は、「にっこうさん りんのうじ さんぶつどう」と読みます。

日光山 輪王寺「三仏堂」の歴史・由来

この「三仏堂」は、日光山輪王寺の中心(輪王寺の本堂)となるお堂です。

外柱の端から端まで約34メートルあり、日光最大の建造物です。

この三仏堂の創建年は古く、不明とされていますが、かつては現在の滝尾神社付近で創建されたと伝えられています。

その後、1240年から1242年代(鎌倉時代)に当時の鎌倉幕府3代目将軍源実朝によって、現在の東照宮が建つ地に移設されています。

1617年(元和3年)、日光東照宮造営につき、その際、現在の日光二荒山神社社務所あたりの場所へ再び移設されています。

この後、1650年までの間に輪王寺は三仏堂を中心に序々に大きくなり、伽藍の様相が整っていきます。

輪王寺が大伽藍を抱えるまでになったのは1650年頃から1655年頃と伝えられています。

ちなみに1655年に「輪王寺」という寺号が誕生しています。

そもそも輪王寺とは15の寺院の総称が輪王寺です。かつては四龍寺から始まり、後に満願寺(まんがんじ)と呼称し、全盛期は109もの寺院を抱えるほどの大伽藍を持つ大寺院であったと伝えられています。

1871年(明治4年)には、明治政府による神仏分離令によって輪王寺の大伽藍は解体されて集約されることになります。この時、現在の場所へ移設されることになり、三仏堂も同時に現在の場所へ移設されています。

1954年(昭和29年)から1961年(昭和36年)の間には、大改修が執り行われています。

以上、現在見ることのできる三仏堂は、1645年(正保2年)、江戸幕府3代目将軍の徳川家光公によって再建された時の姿になります。

現在の三仏堂の場所は日光山の玄関口に位置しているため、ここから日光山巡りが始まることとなります。

「三仏堂」と呼ばれる理由と由来

大仏三仏堂の本尊は、以下の3体の仏様です。

  • 千手観音
  • 阿弥陀如来
  • 馬頭観音

以上のことから、「3体の仏」から「三仏堂」と由来されています。

「三仏堂」と呼ばれる理由と由来明治時代以前の日光の社寺は、神と仏の信仰が一体化した場所でした。

これに由来し、日光山内の仏像には、神様を指し示すものもあり、三仏堂のこれら3体の仏像がまさに、これあたります。

日本古来の文化であり、古来から伝わる純粋な「神道」は、崇める対象が神の御霊の依り代です。

つまり、「石」や「木」といった森羅万象に生ける物たちです。

神仏習合には、神様の存在を人に近い形となる仏像で表現した物がコレにあたります。

※なお、三仏堂の中は、写真撮影が禁止ですので、ご注意ください。(写真は輪王寺の公式サイトからお借りしました)


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千手観音(正面右側に鎮座)

  • 高さ:703.6cm(本尊のみ335.4cm)
  • 本地仏:男体山
  • 権現:新宮権現
  • 祭神:大己貴命(出雲鎮座:大国主大神)

阿弥陀如来(正面中央に鎮座)

  • 高さ:756.3cm(本尊306.3cm)
  • 本地仏:女峰山
  • 権現:滝尾権現
  • 祭神:田心姫命(たごりひめのみこと)

馬頭観音(正面左側に鎮座)

  • 高さ:744.7cm(本尊301.3cm)
  • 本地仏:太郎山
  • 権現:本宮権現
  • 祭神:味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)

その他の堂内の安置仏像

その他、三仏堂の内部には、天台宗の著名な高僧である「伝教大師(でんきょうだいし=最澄)」、「慈恵大師(じえだいし=良源)」、慈眼大師(じげんだいし=天海大僧正)の像が安置されています。

日光山輪王寺(三仏堂)「天空回廊」

日光山輪王寺(三仏堂)・「天空回廊」すでに上述していますが、東日本最大の木造建築ともいわれる「日光山 輪王寺・三仏堂」が、約50年ぶりの工事(平成の大修理)が、平成19年から平成30年までの予定で始まっています。

つまり、約10年間という長期に渡っての大修繕となります。

三仏堂を覆う「素屋根」が完成し、地上26メートル ビルの7階に位置する「天空回廊」が平成23年4月29日にオープンしています。

この「天空回廊」とは、修理をしている建物の壁沿い上方に造られた「見学用の通路」のことです。

そして、この「天空回廊」、なんと!三仏堂の屋根の頂上と同じ高さで造られているそうなんです。

つまり、三仏堂のお屋根に昇って、修理している全景を見学できるということになります。

他にも、この「天空回廊」からは「日光の門前町」の眺望も楽しむことができます。

他にも、この「天空回廊」からは「日光の門前町」の眺望も楽しむことができます。期間限定の新名所、訪れる価値があります。ぜひ!

日光山・輪王寺が、平成の大修理を急かされた原因「とてつもない害虫がいた?!」

輪王寺では、平成19年から3年計画で行う予定だった塗装の最中に、なんと!「柱」や「梁の表面」に、痕跡を残すことなく、部材の中心部を食い散らかす、「とある虫」が発見されました。

その「とある虫」の名前を、「オオナガシバンムシ」といいます。

この害虫によって柱の破損が見つかったため、平成21年より、大幅に修理の方針が変更になりました。

どのように変更になったかは、すでにご存知のとおり、塗装から「解体修理」へと切り替わりました。

その為、平成30年まで大修理が行われています。

ちなみに、なんと!本堂からオオナガシバンムシは、約700匹も見つかったそうです。

また「二天門」からは別の「クロトサカシバンムシ」「チビキノコシバンムシ」が、約70匹捕獲されました。

このため、建物全体の「ガス燻蒸」するため「フッ化スルフリルガス」を投入し、修理の前にまず「虫の全滅」といった消毒作業を行っています。

オオナガシバンムシ(シバンムシ)とってどんな虫?

「シバンムシ」とは「死の番人」と書いて、「死番虫」といいます。

死番虫は、「乾燥した木材」や「キノコ」などを主食とする昆虫です。

「シバンムシ」の名前の由来

オオナガシバンムシ(シバンムシ)とは?「シバンムシ」の名前の由来は、「乾燥した木材(家内の柱)」などを食べる時や、仲間との交信する時に「カチ..カチ..カチ..」などいう音を立てるそうです。

この「カチ..カチ..カチ..」が、死神が死の宣告の際に、告げる、「死への秒読みのカウント」に似ていることから、この名前がついたそうです。

すなわち、この死番虫は日本特有の昆虫ではなく、世界中に分布している昆虫であり、その種類も2000種いるそうです。

以上のことから、輪王寺のシバンムシは2000種いる中の「オオナガシバンムシ」という種類になります。

ちなみに、このシバンムシ、あなたにとっても決して、無縁ではないのです。

つまり、一般の木造のお家には、高頻度(高い確率)でいるそうです。

現に、東京都では、かなりの数のシバンムシが見つかっているそうです。

・・あなたのお宅は大丈夫??

日光輪王寺(三仏堂)・「星祈願」

一人ひとりに、「星祈願の短冊」に、「名前」と「願い」を書き、「三仏堂の大護摩所」にお供えします。日光山では古来より、北斗七星に願いを託すと必ず成就すると言い伝えられています。

これはおそらく「北斗七星」を「家康公」になぞらえていることが根底にあると思われます。

つまり「北斗七星=東照権現(家康公)」にお祈り(お願い)をするといったことになります。

1人1人に、「星祈願の短冊」に、「名前」と「願い」を書き、「三仏堂の大護摩所」にお供えします。

短冊は僧侶によって御祈願され、そのあと浄焼されます。

  • 星祈願の短冊の料金:無料(拝観料に含まれます。)
輪王寺・三仏堂の場所とアクセス(行き方)

三仏堂は日光東照宮の石鳥居の前の参道(表参道)沿いに位置します。表参道からは目視できます。

おわりに・・

この三仏堂の魅力は、建物の中だけではありません。

三仏堂を入口の方へ正面に出てみてください。

出入り口のすぐ脇には、推定、500年という樹齢を経た「金剛桜(こんごうざくら)」が春先には咲き誇ります。

出入り口のすぐ脇には、推定、500年という樹齢を経た「金剛桜(こんごうざくら)」が春先には咲き誇ります。この金剛桜、なんと!国の「天然記念物」にも指定されているほどの大変、貴重なサクラとなります。

ぜひ、日光山・輪王寺へ参拝へ来られた際には、じっくりと見学してみてください。

毛虫が、あなたの鼻の上に「ポトっ」と、落ちてくるかもしれませんがね。・・フフフ

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