日光二荒山神社・大国殿【重要文化財】

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日光二荒山神社・大国殿【重要文化財】

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創建年

  • 1745年(江戸時代中期)
建築様式(造り)

  • 方形造り
  • 一重
屋根の造り

  • こけら葺き
大きさ

  • 桁行三間(奥行:約6m)
  • 梁間三間(横幅:約6m)
重要文化財指定年月日

  • 1973年(昭和48年)6月2日
御祭神

  • 大己貴命
関連する祭事

  • 縁日:12月以外の毎月第2土曜日
  • だいこくまつり:6月第1週の土日

日光二荒山神社・大国殿の読み方

日光二荒山神社の境内には読みにくい名前の御祭神や社殿がありますが「大国殿」は「だいこくでん」と読みます。

日光二荒山神社・大国殿の歴史・由来

現在の大国殿は大国主命が祭祀されていますが、創建当初は慈覚大師・円仁を祭祀していたようです。

それが時代を経る過程で大国主命が祭祀されるに至っております。

円仁は三仏堂、常行堂、法華堂や二荒山神社にも訪れ日枝神社を造営したと伝えられています。

そして円仁はなんと!日光にほど近い栃木県壬生町の生まれであり、つまりこの日光は「故郷」と言うことになります。

このようなことから1686年(貞享3年)に日光山輪王寺・門跡天真親王の発願によって、円仁を祀るために栃木県壬生町に「大師堂(現在の壬生寺)」を創建されています。

日光二荒山神社・大国殿の建築様式(造り)

殿舎の正面には高欄(こうらん/手すり)付きの階段があり、その後ろに殿舎を取り囲むようにして朱色の縁が配されています。

階段後方の「折れ扉」は唐様(禅宗様)の扉であり、框(かまち)の部分には金の装飾が施されています。

扉の両脇には「蔀戸(しとみど)」が設置されており、造りは輪王寺の堂舎に見ることのできる造りと類似しています。

屋根の裏側の垂木は2本ずつが寄せられて組まれており、これは「吹き寄せ垂木(ふきよせたるき)」と呼称する組み方です。

吹き寄せ垂木は神社の建築によく見られる造りです。このように垂木の組み方の違いを見るのも面白いものです。

内部には金の塗装が施された2本の柱が立っており、柱の下の逗子(ずし)のような金色の箱の前にはスモールサイズの可愛いぃ~大国様がお祀りされています。

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日光二荒山神社・大国殿の御祭神

二荒山神社のご祭神「大己貴命(おおなむちのみこと)」は、国造りの神として知られる「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の別称です。

さらに大国主命は出雲大社にご鎮座される縁結びの大伸「大国主大神(おおくにのぬしのおおかみ)」のことでもあります。

大国主命は、後に七福神の「大黒天」と同一視されるようになり、広く信仰されました。

ところで・・大黒天とは??

七福神というのはインド、中国、日本でそれぞれ信仰されていた7神を集め、まとめて信仰の対象としたもので、室町時代には現在の形に整ったとされています。

大黒天はもともと、インドの「マハーカーラ」という神になります。

そのマハーカーラは「シヴァ神」の別名になり、仏教においては大自在天(だいじざいてん)の化身と云われております。

地元インドでは「破壊や戦闘の神」として伝えられており、激しい憤怒の形相で首からは「ドクロの首飾り」を下げています。

大黒天はインドで生まれ中国へ伝来し、中国ではなんと!「台所の神様」として台所でお祀りされていたそうです。

その後、遣唐使として中国へ渡った天台宗の開祖・最澄(さいちょう)によって日本へ伝来しています。

ちなみに最澄も当初は台所で大黒天を祀ってたそうです。

日本で大黒天となった由来として「マハー」が「大いなる」を、「カーラ」が「暗黒」を意味することから、「大黒天」と名付けられ、鎌倉時代頃までは「仏教の守護神」として厳しい形相で描かれていました。

しかし室町時代になると「豊穣」のご利益を持った七福神の1柱として崇められるようになり、後に豊穣が派生して「食物」「財産」「福徳」のご利益を併せ持った神様として穏やかな表情で描かれるようになっていきます。

頭には大黒頭巾をかぶり、大きな福袋を背負い、打出の小槌を持って、米俵に乗っている姿はお馴染みですね。

福がたくさん詰まった袋から福をバラまいてくれると言う点では、まさに「日本のサンタクロース」とも言えます。


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日光二荒山神社・大国殿の見所(見どころ)

大国殿の中は自由に拝観できるようになっており、以下のような見所があります。

まねき大国様(大黒天)

この「まねき大国様」の大黒天は珍しく小槌を持っていませんが、代わりに絵の前に小槌が置かれています。
なんでも打出の小槌を振ることで「福」を呼び込めるそうです。

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太郎丸

他にも、大国殿の殿内には「太郎丸(たろうまる)」という名前の大太刀が展示されています。

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「大太刀」と言うだけあって、その大きさはなんと!約2mもある大太刀で、1974年(昭和49年)に修繕(研磨)されるまで刀筒に入れられず、剥き出し状態でサビとホコリにまみれて保存されていたようです。

刀をつくる際、通常は「焼入れ」を行い、刀身を鍛える(強化)しますが、この太郎丸には焼入れた痕跡がないことが判明しており、つまりは「焼き入れを行わない技法」で造刀された、かなり貴重な宝物となります。

だいこくまつり

また、毎年6月第1土曜・日曜には「だいこくまつり」が開催され、屋台やフリーマーケット、和太鼓の演奏などのイベントがあります。

「だいこくまつり」は大国殿のみならず、二荒山神社の数ある祭典の中でも大祭になります。

円石

大黒殿の入口、大国主命の像の前には「円石(まるいし)」と呼称される石が台座に乗って置かれています。

円石に関しては当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

お菓子の神様(田道間守)の像

大国殿の前には、大国殿を守護するかのように少し不貞腐れた(ふてくされた)顔をした田道間守(たじまもり)の像が立っており、手にはなぜか榊(さかき)のような枝を持っています。

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像の足元には何故か「三つ葉葵紋の賽銭箱」が置かれていますので、是非!ご縁を授かれるように5円玉を投下してお祈りしましょう。(なければ5円玉以外でも大丈夫です)

尚、田道間守が「お菓子の神様」と呼称される理由については当サイトの別ページでご紹介しております。

お菓子占い

この大国殿を向かい見て右側の縁側の上には、「お菓子ルーレット」なる、ちょっとした占いが設置されています。

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神社にお菓子ルーレットなるものが設置されているのは異例ですが、このルーレットはお菓子業の崇敬者が寄進したものだそうです。

この謎めいたお菓子ルーレットの詳細についても『日光二荒山神社・お菓子の神様像(田道間守像)』のページを是非!ごらんください。

日光二荒山神社・大国殿の期間限定の御朱印

この大国殿ではなんと!期間限定の御朱印をいただくことができます。

この御朱印は「日光良い縁まつり」の期間中のみにいただける御朱印となり、なんと!種類は2種類あります。

日光良い縁まつりは例年、9月中旬頃から11月下旬頃までの期間に開催されている祭りです。

1つは御朱印の右下に日光だいこく様と中央に小さいく書かれた打出の小槌の朱印があります。

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ちなみに「日光良い縁まつり」は例年、9月下旬から11月下旬まで開催されています。

尚、御朱印をいただく場所は大国殿ではなく境内入口の社務所になります。

日光東照宮・輪王寺の御朱印に関しては以下の別ページにて

日光東照宮(輪王寺・二荒山神社)の御朱印の種類(限定)・待ち時間・混雑状況・金額(値段)など

日光二荒山神社・大国殿の場所

日光二荒山神社・大国殿は神苑を入った正面になり神輿舎の裏側に位置します。右正面に朋友神社があります。

終わりに・・

日光山自体が人里から離れた場所に建立されていることから、簡単に訪れることはできない分、期間限定の御朱印を授与されたい方は、よくよく旅行のスケジュールを練って日光へ訪れる必要があります。ウフ

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