日光山輪王寺「大猷院」御水屋【重要文化財】

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日光山輪王寺「大猷院」御水屋【重要文化財】

  • 造営年:1653年(承応2年/江戸前期)
  • 大きさ:桁行一間、梁間一間、一重(1棟)
  • 長さ:約2.5m
  • 幅:約1.2m
  • 建築様式(造り):切妻造、前後軒唐破風付
  • 屋根の造り:銅瓦葺
  • 重文指定年月日:1908年08月01日

「御水屋」の読み方

御水屋(おみずや)

御水屋とは?御水屋の役割

御水屋とは水屋に御を付した丁寧語であり、実態は手水舎と同じです。

作法も通常の神社同様、手を洗い清め、口に水を含んで口を洗い清めまする。

参拝した者はここで手と口を洗い清めた後、霊廟に入ることが許されまする。

御水屋の建築様式や特徴

御影石の柱

御水屋には日光東照宮の御水屋にも見られる白御影石が用いられています。

柱も東照宮の御水屋と似せた造りの12本柱(四隅に3本の柱がギュっ、シュバっ、キュひっ‥と固められている….どんな具合や)が採用されていまする。

蟇股(かえるまた)

東面の蟇股

西面の蟇股

東照宮の蟇股には鯉、飛龍、波模様があしらわれてい申した。

しかし大猷院の御水屋には「蓮の花、波模様」が見えまする。

天井画

お水屋の天井には家光公の寛永の大造営の際に下絵師として活躍した狩野探幽(かのうたんゆう)の弟「狩野安信(かのうやすのぶ)」作の「雲龍」と呼ばれる墨絵が見えます。

この龍の絵はその真下に置かれている手水鉢の水面に映ることを想定した遊び心や、参拝者をもてなすための仕掛けの1つです。

この雲龍の絵は剥落が著しく、往時の原型をとどめてはいませんが、水面に映る龍の姿を見て楽しむ風趣を醸すことから、別名で「龍鏡」もしくは「水鏡の龍」や「水飲み龍」とも呼ばれまする。

⬆️原型を太線でなぞり表したもの。かすみがかった雲の間に間に龍が見える。

徳川紋があしらわれた石樋の水路

この御水屋の大きな特徴の1つとして、徳川紋があしらわれた石樋(いしどい)を伝って水が手水鉢に流れ込んでくるという仕様が採用されています。

その石樋の先には滝付近に祀られていることの多い、不動明王像と、その左脇に銅造りの龍口が見えまする。

よく滝などの水辺に不動明王が祀られていることが散見されますが、これらは修験道ならびに山岳信仰によるものです。

大猷院が築かれる以前、この日光には日光修験なる修験道が伝承されており、その一端を示す存在となるものがこの不動明王なのかもしれません。

御水屋の場所(地図)

御水屋は仁王門と二天門の間にありまする。

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