【鬼怒川温泉3社御朱印めぐり】「楯岩鬼怒姫神社」の御朱印の種類や場所(行き方)

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楯岩鬼怒姫神社

創建年

不明

建築様式(造り)

一間社流造

屋根の造り

銅板葺

主祭神

「田心姫命」
「大己貴命(大国主命)」
「味耜高彦根命」
「軻遇突智命」

例祭


境内地面積

約26㎡

鬼怒川温泉郷は、鬼怒川を中心として割と広範囲に広がっています。温泉郷には東武鉄道・鬼怒川温泉駅を中心として、いくつかの見どころがありますが、この護国神社は鬼怒川温泉郷の代表する大きな見どころの1つです。

楯岩鬼怒姫神社の読み方

「楯岩鬼怒姫神社」は、文字で書くと長たらしく読みづらい名前ですが、「たていわきぬひめじんじゃ」と読みます。

ところで・・鬼怒川温泉郷「3社御朱印巡り」とは?

鬼怒川温泉郷「3社御朱印巡り」とは、鬼怒川温泉郷に位置する以下の3社の巡拝しながら同時に各社で授与していただける御朱印を集めることを目的とした御朱印巡りのことです。

  1. 楯岩鬼怒姫神社(たていわきぬひめじんじゃ)
  2. 温泉神社
  3. 護国神社

これらの御朱印は実は1ヶ所で授与していただくことができますが、やはり参拝してから御朱印を授かるのがマナーというものです。

ただ、これら3社のうち、楯岩鬼怒姫神社は他の2社とは真逆の方角にあることから、護国神社(温泉神社)から徒歩で行くと約50分はかかってしまいます。そこで効率よく巡る方法も下記にてご紹介していますのでぜひ!ご参照ください。

関連記事: 【鬼怒川温泉郷3社御朱印巡り】温泉神社

関連記事: 【鬼怒川温泉郷3社御朱印巡り】護国神社

楯岩鬼怒姫神社の御朱印の種類・初穂料(値段)

楯岩鬼怒姫神社の御朱印は1種類のみです。中央に大きく「楯岩鬼怒姫神社」と墨書きされ、上から朱色の朱印が押印された御朱印になります。

右上に「奉拝」の2文字と、「楯岩鬼怒姫神社」の朱印も見えます。

さらに他の2社(護国神社・温泉神社)の御朱印と大きく異なる点は、「紙のサイズが大きい(通常の書き置きタイプの御朱印2枚分)」ということと、「御朱印の左半分に田心姫神の画像が描かれている」という2点です。

  • 楯岩鬼怒姫神社の御朱印の初穂料(値段):500円

他の2社は各300円ですので、3社分で合計1100円になります。ウフ




楯岩鬼怒姫神社の御朱印の授与場所

楯岩鬼怒姫神社は、境内には小ぢんまりとした社殿ポツンと1つだけあるだけなので、神主さんも居なければ社務所もなく、したがって御朱印は下記の鬼怒川・川治温泉観光情報センターにて授与していただけます。

観光案内センターへ行って中の受付の人に御朱印を授与したい旨を告げることで授与していただるというわけです。

中の人が御朱印を書かれるのか?という疑問が出てきますが、受付の人は日付のみを書かれるのみです。御朱印自体は護国神社(温泉神社)の宮司(神主さん)が書かれた書き置きタイプの御朱印になります。

したがって御朱印帳への記帳はしていただけません。

どうしても御朱印帳への記帳をお願いしたい場合は、土日祝日の10時30分頃〜15時頃までの間に護国神社(温泉神社)の社務所へ訪れる必要があります。

なお、鬼怒川温泉観光情報センターでは上記、鬼怒川3社の御朱印を一括して3社分、授与していただけます。しかしやはり御朱印は参拝してから授与するものなので、ぜひ!自らの足で練り歩いて参拝した後に拝受してみてください。

鬼怒川温泉観光情報センターの営業時間・定休日

  • 営業時間:8時30分〜17時まで
  • 定休日:なし(年中無休)

3社めぐりの他の2社(護国神社・温泉神社)とは、真逆方向のかけ離れた場所に位置することや、

楯岩鬼怒姫神社の御祭神「田心姫命」「大己貴命(大国主命)」「味耜高彦根命」「軻遇突智命」

楯岩鬼怒姫神社は「森友瀧尾神社(もりともたきのう)」の御祭神の分神をお祀りした社殿です。

森友瀧尾神社は日光東照宮と同じ日光市に位置する神社で、縁結び・安産・子宝わんさかのご利益で有名な神社です。境内の「腰掛け石」には安産・子宝の霊威があるとされ、県外からもたくさんの崇敬者が押し寄せるとのことです。

⬆️森友瀧尾神社の場所(地図)

森友瀧尾神社の創祀は西暦767年(奈良時代)の「神護景雲称徳天皇」の治世に主祭神である「田心姫命(たごりひめのみこと)」が日光に初めて入興し、その途中に神輿を休息をさせた所が上記、「腰掛け石」とされ、以降、地元民の間では「腰掛の地」と伝承されています。

すなわち、この楯岩鬼怒姫神社でお祀りされている田心姫命は、奈良時代に日光に伝来したものと言えます。

田心姫命

田心姫命は、九州・福岡に位置する「宗像大社」に鎮座される神です。「湍津姫神(たぎつひめ)」「市杵島姫神(いちきしまびめ)」と合わせて「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」とも呼ばれています。

「航海の交通安全を司る神」とされています。

別名で「田霧姫命(たきりひめ)」とも呼称され、「田霧」は田んぼに発生する霧のことではなく、海上に発生する霧のことを指します。いずれの名前もやはり海の神様を示唆させるものです。

大己貴命

大己貴命は温泉を最初に造ったとされる神であり、すなわち、島根県出雲大社に鎮座される「大国主大神」のことです。

大国主大神は、現在の日本大陸の礎を創造した神であり、温泉に関して言えば、まず最初に四国・愛媛県松山市にある「道後温泉」を造ったとされ、以降の国造り事業の疲れを癒したと云われます。

のちに大国主は「国譲り」によって天界に座す「天照大御神」に創造した日本大陸を譲り渡し、自らは冥界(黄泉の国)の主宰神として冥界世界の大神となります。

味耜高彦根命

味耜高彦根命(あじすきたかひこねおみこと)は、上記、大己貴命と田心姫の御子神です。耜は農具の「鋤(すき)」を表現し、味は「美味」を意味することから古くから農耕の神と云われます。

軻遇突智命

軻遇突智命は日本大陸を最初に創造した「伊弉諾尊(いざなきのみこと)」と「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」との間に生まれた「火の神」と云われます。ただし、生まれ方と死に方が少々残酷で、なんと!母ジャである「伊弉冉尊」を焼き殺して生まれます。

それゆえ、父ジャ(ててじゃ)であるイザナギ神の怒りを買い、十握剣(とつかのつるぎ)で斬殺されてしまいます。

思えば、母ジャを焼き殺して生まれ、スグに父ジャ(ててじゃ)に斬殺されるという何とも悲運な宿命を背負って生まれた神と言えます。

楯岩鬼怒姫神社の歴史・由緒

この楯岩鬼怒姫神社の創建年は不明とされていますが、古くから当地にてお祀りされていたようです。かつてはもう少し規模が小さく粗末な祠(ほこら)のような社殿だったようですが、近世代になって展望台や吊り橋、社殿の敷地が整備され、その一環で社殿が新造されたとのことです。

楯岩鬼怒姫神社のご利益

  • 縁結び、子宝わんさか、健康長寿、商売繁盛、金運UP!

本神社にて、真摯に上記のご利益を祈願すれば必ず願いが叶うと伝承され、中でも特に「縁結び」と「子宝わんさか」のご利益は凄まじいとのことです。

楯岩鬼怒姫神社周辺の見どころ

この楯岩鬼怒姫神社周辺には以下のようなちょっとした見どころがあります。中には鬼怒川温泉郷を代表する見どころもあります。

足湯カフェ「足湯・espo(エスポ)」

下記、「鬼怒橋岩大吊橋」の前には「 ホテルサンシャイン鬼怒川」というホテルがそびえ立っていますが、このホテルの1階部分には少し風変わりな温泉地特有とも言えるべき、カフェが存在しています。

”風変わり”と言われるのもそのハズ、なんと!このカフェ、「足湯しながらコーヒーやドリンクをガブ飲みできるカフェ」なんです。

⬆️人気のオープンテラス席

さらに足湯しながらドリンクをガブ飲みして、さらに!足湯席から観れる景色がこれまた乙なものです。

⬆️足湯席から観れる景色(吊り橋と鬼怒川山系のコントラストが映える)

足湯カフェ「足湯・espo(エスポ)」の概要

住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1437-1 ホテルサンシャイン鬼怒川内
営業時間:金土日9時~19時(L.O18時30分)/月〜木9時~22時(L.O21時30分)
定休日:4月24日・その他不定休
電話番号:0288-77-2727
座席数:40席(カウンター席、ソファー席、オープンテラス席)
サービス設備:無料Wi-Fi完備

ただし、個室は無いため子連れや赤ちゃん連れには不向きです。オープンテラス席も晴天の日は人気のためすぐに埋まります。

⬆️アイスヘーゼルラテ(600円)




吊り橋「鬼怒橋岩大吊橋」

  • 全長(橋の長さ): 140 m
  • 高さ:37m
  • 橋幅:約2m

この楯岩鬼怒姫神社へ訪れるのであれば、鬼怒川を越える必要があります。その鬼怒川にはいくつか橋がありますが、楯岩鬼怒姫神社前に架かる橋を「鬼怒橋岩大吊橋」と言います。

「吊橋」の名前の通り「吊り橋」です。すなわち完全に固定されていませんので、橋を渡るとけっこう左右に動きます。

橋幅は2人がすれ違えるほどなので、渡る人が増えれば増えるほど揺れは大きくなります。

ただし、注連縄のようなロープで吊るされている橋ではなく、図太い鉄線が用いられた橋なので揺れはするものの、耐久性はあります。途中で橋が切れて落下することは、まず、余程のことがないかぎり無いと言えます。

ハイヒールなどの靴では、重心がとりにくく、コケやすくなります。後述する展望台もそうですが、楯岩鬼怒姫神社へ訪れるのであれば、ハイヒールなどの靴は危険です。スニーカー必須といえます。

鬼怒橋岩大吊橋の中央は展望台になっている!

鬼怒橋岩大吊橋のちょうど真ん中あたりまで来ると幅が広くなっており、一応の展望台のようになっています。

⬆️橋の中央部は少し横幅が広い

左右で景色が異なりますので、ぜひ!左右それぞれの景色を楽しんでください。

いずれの景色にも眼下に見える鬼怒川を中心とした景色は、「ついに鬼怒川まで来ちまったんだ…フェっフェ〜」などと、思わず心の奥底でつぶやいてしまいそうな、そんな雄大な景色が見れます。

⬆️橋の中央展望台からの景色(鬼怒川温泉駅方向)

⬆️同じく橋の中央からの景色(東武ワールドスクウェア方向)

幽霊洞窟(幽霊トンネル)

上記、鬼怒橋岩大吊橋を渡った対岸には左右に道が分かれていますが、右方向の道を進むとなんとも不気味な洞窟(トンネル)が現れます。

洞窟内はさらに不気味で夕方過ぎに1人で行くと人っ子1人いないので幽霊が本当にいそうな気配さえします。まさに鬼怒川温泉のおける心霊スポットか。ブルブルブル…

お化けが苦手な方は必ず真昼間にお出かけください。これ夜マジ出る

⬆️幽霊洞窟の内部(不気味なほど冷んやりとしている…)

あっ、それとお化けに出会ってもくれぐれも騒がないようにソッとしてその場を立ち去ってください。騒ぐとお化けの親玉を怒らせてしまい、その親玉に支配されている兵隊級のお化けが寄り集まってきますので。オホ

そしてこの幽霊洞窟を抜けた先に、目的の「楯岩鬼怒姫神社」があります。幽霊洞窟を抜けると目の前に社殿と楯岩展望台への階段が見えます。

鬼怒太のうちの「誕生鬼」の像

この鬼怒川温泉郷には「鬼怒太(きぬた)」と呼称する「7体の鬼の像」が立てられていますが、そのうちの1つが楯岩鬼怒姫神社の右脇にあります。名前を「誕生鬼」と言います。

上記、幽霊洞窟(幽霊トンネル)を抜けると目の前にこの鬼の像と楯岩鬼怒姫神社の社殿が見えてきます。

温泉組合の方曰く、7体の鬼は子宝岩とも呼ばれる「楯岩」を連想して創り出されたようです。その誕生の源泉であるという意味合いから楯岩の前の広場を「誕生広場」と命名し、この誕生広場に立つ鬼の像であることから「誕生鬼」と付されたようです。

あと6体、この鬼怒川温泉郷のどこかにありますので、時間があれば「7体の鬼の像めぐり」をしてみても良いかも知れません。




展望台「楯岩展望台」

楯岩鬼怒姫神社の後方には、「楯岩」の名前が示すように「楯岩」という大きな岩があります。そして、この楯岩の頂上は、なんとぉぃう!「展望台」になっており、頂上まで昇って行けるように階段が設置されています。

展望台は山頂とその中腹にも1つあり、合計で2つあります。

⬆️中腹(途中)にある展望台

山ではなく、岩を昇っていくだけに階段は一段一段が高く、角度は急です。普段、運動をあまりされていない方であれば頂上まで昇るのもかなりシンドイと思います。息がゼィゼィとするハズです。

なお、頂上までの階段はすべてコンクリート造りでその上、鉄柵が設置されていますので、万が一、フラついてしまっても落ちる心配はないと思います。

神社から山頂までの所要時間は約5分。昇っていくので距離は100mにも満たない距離ですが、その分、階段が急なので歩調はゆっくりになることでしょう。

急な階段を昇り終えた先には、おおむね180度見渡せるパノラマ展望台がありますが、・・この展望台、残念ながらかなり狭いです。おそらく大の大人5、6人が入ってせいぜいというぐらい狭いです。

ただ、この展望台からは鬼怒川温泉郷の雄大な景色が一望できます。

楯岩展望台からの眺望

⬆️わずかに鬼怒川温泉駅が見える(望遠鏡必須)

⬆️サンシャインホテルと吊り橋が見える。手前の水色の建物は「鬼怒川ロイヤルホテル」

秋の紅葉シーズンにくれば見事な紅葉を目に焼き付けることができるでしょう。ただし、秋の紅葉シーズンはこの展望台は人でいっぱいです。

展望台のベル「縁結びの鐘」

頂上に行くと「縁結びの鐘」というベルが設置されています。よく観光地で見かける機会の多い、恋人の聖地のモニュメントのようなものです。

キャっ、プルで(訳:カップル)で仲良くおチェチェを(訳:お手手)を繋いで、助け合い励まし合いながら諦めることなく、頂上まで昇り終えた暁に、この縁結びの鐘が待っているワケです。

なかなかドラマじゃアーリマせんか。

なんでも地元では、楯岩鬼怒姫神社で縁結び祈願をしてから、2人で頂上まで昇ってこの鐘を鳴らすことができれば、2人の愛は永遠まで続き、生涯、仲睦まじい夫婦になれるとか。ウフぅん

楯岩鬼怒姫神社の場所(地図)

鬼怒川温泉駅から徒歩での所要時間・距離

  • 所要時間:約15分
  • 距離:約1.5㎞

展望台へ行かれる時の注意点

神社後方にそびえ立つ楯岩の展望台へ行くには、神社左脇の階段を昇っていきます。

この階段、意外に段数が多い上、段高が大きくかなり急です。年齢関係なく、運動嫌いの方や足腰が弱い方は岩頂まで昇るのではなく、途中にあるミニ展望台までにしておく方が無難です。

ミニ展望台からでも充分な景色が見渡せます。

それと展望台への階段はコンクリートで舗装はされているものの、冬季になれば氷が張り付きやすく、大変、滑りやすくなります。

したがって冬季に限定せずとも「ハイヒール」などのメインストリートを歩くような靴で訪れるのは得策ではありません。スニーカーや、サンダルでも足のカカトをキッチリ固定できる靴でお越しください。

楯岩鬼怒姫神社のINFO

住所:
営業時間:なし(24時間立ち入り可能)
定休日:なし(年中無休)
公式サイト:http://www.nikko-kankou.org/soshiki/鬼怒川・川治温泉観光情報センター)

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