三本杉
本殿背後の石玉垣(石柵)内にそびえるようにして立つ背の高い三本の巨杉です。
なんでも女峰山の女神が降臨したという伝承がある御神木とか。
実は現在の御神木は二代目。初代の御神木は腐朽化などの影響により、倒木として横たわっている。
当初の3本は1699年(元禄12年)、1747年(延享4年)、1749年(寛延2年)の各年代に倒木していますが、古からのシキタリにより、例え御神木でも倒木しても戻さず(触れずに)そのままにして放置しておくとのこと。
案内看板の内容
三本杉(神木)
弘法大師が、この山で修行をした時に田心姫命が現れた場所と伝えられる。
初代の杉は一六九九、一七四七、一七四九年と相次いで倒れ、現在の木は二代目である。
倒れた親木は、そのままにしておく習わしで、今も横たわっている。
この神木の霊験を示す話があり、寛文七年(一六六七)鶏頭院山舜の下僕が、この神木を小さいと馬鹿にして、神罰を被ったという。
鶏頭院とは、調べると「比叡山の兜卒谷」と出てきたので、おそらく天台宗の総本山である比叡山にかつて存在した「鶏頭院(けいとういん)」という名前の寺院だと思われる。
その鶏頭院に所属した高僧「山舜」の下僕という推察。
滝尾神社の境内案内図
日光二荒山神社には飛び地にも境内があるのだが、そのうちの1つが滝尾神社でゴザる。