日光東照宮「鋳抜門(いぬきもん)」|奥社(奥宮)

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奥社(奥宮)は家康公が眠るとされる日光東照宮でもっとも神聖な場所です。

ここは元来、歴代徳川将軍しか立ち入ることが許されなかった場所でもあり、江戸時代であれば我々一般庶民は、けっして立ち入ることができなかった場所になります。

しかし1965年(昭和40年)に執り行われた「日光東照宮・三百五十年式年大祭」を記念して、特別に一般公開され現在に至っています。

奥社(奥宮)は意外に広く、以下のような建造物があります。

日光東照宮・奥社(奥宮)の建造物・一覧

  • 銅鳥居
  • 銅神庫
  • 拝殿
  • 鋳抜門
  • 宝塔

以下ではこの中でも鋳抜門をご紹介します。

日光東照宮「鋳抜門(いぬきもん)」

制作年

1636年(寛永13年)

再建年

1650年(慶安3年)

大きさ

高さ:3.4m
柱間:2.5m

鋳抜門の読み方

鋳抜門は「いぬきもん」と読みます。

名前から察することができる通り、扉部分以外を唐銅の鋳造によって製造された門です。

「鋳抜門」の「鋳抜」の由来とは、鋳型による製造工程の技法のことです。

鋳抜門の歴史

基礎となる扉部分以外の屋根・柱・桟などの部分を鋳型で制作し「鋳抜」で型を取り出した事からこの名前が付されています。

「鋳抜」とは、鋳型に溶かした金属を流し込んで、冷めて固まった金属を取り出す際、鋳型後部の穴から棒状のもので突いて鋳型を取り出すことから「鋳抜」の呼称が付されています。

創建当初は石造りの門であったと伝えられ、当時の石造りの門は現在、日光東照宮宝物館の横に展示されています。

ちなみに唐銅とは「金・銀・銅」を溶かして造られた合成金属(合金)になります。

鋳抜門の特徴

雄雌対の狛犬

鋳抜門の大きな特徴となるのが、門の前で墓前を警護している狛犬の像です。

狛犬はオスとメスの対になっており、向かいみて左側の角が出ている狛犬がメスになります。

伝説上の生き物??「蜃」

門の左右の上部には「蜃(しん)」という伝説上の生き物の彫刻があります。一見すると龍のようにも蛇のようにも見えます。

蜃は燕(つばめ)を食べることで口から「気」を吐いて、蜃気楼を創り出し、実体のない楼閣を出現させると云われています。

まさに家康公が眠る墓前の最後の門となることから、蜃気楼で墓を守護する守護神と言えます。

鋳抜門の場所

鋳抜門は日光東照宮の奥宮(奥社)の宝塔前にある門です。

通常、一般参拝者が鋳抜門の間近まで行って見ることはできません。

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